
膨大な史料に基づいた「海老名伝」の決定版!
安中教会、本郷教会の牧師、同志社大学総長などを歴任し、雄弁と健筆によって、吉野作造をはじめ多くの同時代人を感化した海老名彈正。武士道と儒教を旧約として捉えた彼の独特な神学はどのようにして形成されたのか?海老名研究の第一人者が浩瀚な研究文献によって海老名の生涯をたどり、その思想の本質を明らかにする。
[目次から]
生 涯
第1章 幼少年時代/ 第2章 熊本洋学校時代/ 第3章 入 信/ 第4章 宣教師のキリスト教へ/
第5章 宣教師からの独立/ 第6章 東京進出と植村正久との神学論争/ 第7章 最盛期の活動/
第8章 衰退期/ 第9章 デモクラシーの諸相、同志社総長時代/ 第10章 新日本精神(晩年の思想)
思 想
◆著者紹介
關岡一成(せきおか・かずしげ)
1938年生れ、三重県出身。同志社大学大学院神学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、神戸市外国語大学名誉教授。
編集・解説
『海老名彈正』(日本の説教1、日本キリスト教団出版局、2003年)など。