救済史と終末論
伝道と教会形成の神学的基盤がここに! 著者が構想する「組織神学的教義学」の最終巻。本書では、救済の一回的・決定的な転換点であるイエス・キリストにおける贖罪の出来事と、それに基づく希望の終末論を扱う。教会と伝道に仕える神学を志した著者が、教義学の営為の全体像を描き出した渾身のシリーズがついに完結! 【目次】 第1部 救済史について 第1章 救済史観の起源と成立第2章 救済史観の変遷と危機第3章...
View Articleエラスムス神学著作集
エラスムスの神学思想の全貌を探る! ルネサンス人文主義の代表的な知識人であり、ヨーロッパ近代精神の先駆けとなる思想家エラスムスは、同時代人に「信仰の再生をもたらした著作家」と称えられる神学者でもあった。キリスト教倫理の実践を説く『エンキリディオン』、聖書の原典研究を奨励する『新約聖書の序文』、神学体系の全体像を示す『真の神学方法論』ほか、宗教改革をも先導した重要な神学的文書を収録。 〈収録作品〉...
View Article闇の勢力に抗して
身近な問題を通して聖書の福音を語る! 東日本大震災と原発事故、拡大する経済格差……。混迷する現代社会を生きる私たちに聖書はどのような希望を指し示すのか? 聖書のメッセージを歴史的文脈の中でとらえ、現代に生かすものとして受け取り直し、この世におけるキリスト者のあり方を説く。 [目次より]Ⅰ教育基本法の「改正」について/ 南京暴虐70周年/ 日韓問題とキリスト教/ 咸錫憲の信仰と思想/...
View Articleだれもが知りたい キリスト教神学Q&A
神学が分かると、欧米文化がもっと分かる イエスは神? それとも人? 神はどこからきたの? 神がつくった世界に、終わりがあるの? 悪が氾濫する混迷の時代に、神はどこにいるの? ……ほか現代人が持つ問いに、神学・聖書学者がお答えします!...
View Article新島襄と明治のキリスト者たち
知られざる明治キリスト教界の人間模様! 宣教師や、多くの明治期プロテスタントの指導者たちと関わり、教派間の友好関係と衝突・軋轢の狭間にいた新島襄。記録や手紙、ミッション資料から人物交流を読みとき、新島本人と、各教派のキリスト者たちそれぞれの知られざる人物像を浮き彫りにする。 ◆著者略歴◆ 本井康博(もとい・やすひろ)...
View Articleその神の名は?
「人生には逆転がある」 青山学院院長の著者が、大学や教会で語った奨励・説教19篇を収録。 進学、就職、結婚など将来への課題を抱える若者たちに、聖書の言葉を紹介し、「どのように生きるべきか」を希望をもって問いかける。...
View Articleキリスト教は女性をどう見てきたか
初期教会で活躍した女性使徒や女性預言者はどこに消えたのか?マリア崇敬はいつどのようにして始まったのか?魔女狩りはなぜ行われたのか? 避妊や堕胎、離婚の可否、聖職者の独身制や女性の叙階など、今日的な課題への具体的な提言にまで踏み込んだ画期的なキリスト教女性史。...
View Article砂漠に引きこもった人々
修道制の起源を解き明かす“物語” アントニオス、マカリオスほか4世紀に砂漠で隠遁生活を送った「最初の修道者たち」の生涯を、教父ヒエロニュムスやアタナシオスらがドラマティックに描いた、キリスト教的伝記の古典と称えられる作品群。初の邦訳を含む5篇を収録。古代キリスト教の豊かな精神性を汲み取ることができる偉大な源泉! 〈収録作品〉 ヒエロニュムス『テーバイのパウルス伝』 アタナシオス『アントニオス伝』...
View Articleキリスト教人間学入門
「不思議なものは数あるうちに、人間以上の不思議はない」(ソポクレス『アンティゴネー』) 「キリスト教的人間」とは何か。人間がもつ偉大さと卑小さの矛盾を、聖書はどのように説いているのか。アウグスティヌス、ルター、カント、キルケゴール、内村鑑三など、時代を画した思想家や聖書の物語を紹介しながら、キリスト教人間学の基礎をコンパクトに叙述。 《著者紹介》 金子晴勇(かねこ・はるお)...
View Articleイエスは何語を話したか?
イエスはどんな言葉で、弟子や民衆と語り合ったのか。聖書の読者が抱くこの素朴な問いに答えを与えるべく、新約時代のパレスチナにおける言語状況を諸資料から掘り起こし考究した記念碑的著作! 長らく品切れだった土岐健治著『イエス時代の言語状況』が、増補・新装版で待望の復刊! タルグム(アラム語訳旧約聖書)についての最新の論考や、岩波版新約聖書への批評を含むエッセイを新たに所収。 〈目次〉 Ⅰ...
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